宮崎誠一さん 令和4年3月31日退職
経歴
千葉県出身・昭和55年入社
高校卒業後、川口店(現川口芝店)の精肉部に配属。26歳の時に南浦和店で精肉チーフに昇格。南浦和店初の1千万円の売上げに貢献。入社から精肉一本で定年まで勤めあげられました。
コメント
当時は塊肉を加工して売り場で量り売りをしていたので、ハムも専用のスライサーで加工し販売していました。少し前まで枝肉を加工していたと聞かされました。今では加工をしたものが店舗に運ばれてきますが、当時の加工工程は今より多く、技術を身に着けなければ売り場に出せませんし、チーフに昇格もできませんでした。
人が多いこともあり1年じっくり丁寧に技術を教えてもらい、売り場に出す商品を加工するまでの時間をもらえ、技術を身につけることができました。その土台があってチーフに就任し、定年までチーフ職を任せていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
南浦和店でチーフになった時、まだ店舗売り上げ1千万を超えることができず、「1千万の壁」がありました。チーフになりその壁を超えることを約束し、南浦和店初の売り上げ1千万を突破できたことの嬉しさはひとしおでした。
長年勤めて思うことは他店舗の見学に行けばよかったということです。他店での取り組みを勉強し、新しい発見や参考にする点を知れば、より成長できたのではないかなと今になると思います。新店オープンは他店を見学できるチャンスなので、ぜひ見て回って勉強して欲しいと思います。
今では加工されているものが来ることと、機材も整っており、新人は即戦力を期待されるので技術を習得するのは大変だと思います。この後も限られた年数にはなりますが、新入社員やパートナーを始めとする人材を育成し精肉部としてのレベルを上げていくことができたらと思います。