レシピ / Recipe

まぐろ

お寿司、お刺身で誰もが大好きなお魚であり、『Sushi』をはじめとした世界的な日本食のブームによって、まさしく世界でおなじみのお魚“まぐろ”を今月はご紹介したいと思います!

まぐろ

まぐろの今昔

縄文時代にまぐろの骨が貝塚から発見されているように、古代から日本人はまぐろを食べていました。もっとも流通しだしたのは、江戸時代の後期、漁業の発達とともにたくさんまぐろが取れて、安い値段で出回り、その後も戦前までは大衆魚でした。現在“トロ”は高級な食べ物ですが、戦前は現在のような冷凍技術が発達していなかったため、“トロ”は特に腐敗しやすいこともあり、猫もまたいで通ることから“猫またぎ”とも言われて、赤身の方が高価な食べ物でした。

戦後の欧米化の食生活の普及によって、脂っぽいものを好んで食べるようになり“トロ”が珍重されるようになり、今日に至っています。

まぐろの種類

クロマグロ
本まぐろとも呼ばれている。400kgぐらいある大きなマグロで、春から夏にかけての漁獲量が多いが、脂がのった冬のものがおいしい。生のものはほとんど買えず、近年漁獲量が減り、ますます高価になりつつある。
ミナミマグロ
別名インドマグロとも呼ばれている。クロマグロに匹敵する味といわれ、トロがたくさん取れる。海外産の養殖ものが多く出回っている。
メバチマグロ
目が目鉢のように大きいので、この名前がついた。日本近海のマグロの主力を占めている。
キハダマグロ
ひれが黄み帯びているのできはだまぐろ。身が桃色。今がもっとも旬のマグロ。全体的に脂が少ないので、火を通すよりも生食が美味。
ビンナガマグロ
1m前後の小ぶりのマグロで、むなびれが長いところからびんちょうとも呼ばれている。回転すしのネタにもてはやされている。

まぐろパワー

マグロは無駄の無い魚で、たんぱく質から脂質まで、栄養素の宝庫です。

赤身のまぐろには良質のたんぱく質が25%も含まれています。そして、血合いの部分にはコレステロールの代謝の促進や肝臓強化に優れた効果を発揮するタウリンやビタミンE、鉄分がたっぷり含まれています。

トロには見たとおりの多くの脂質。動脈硬化を防ぐ最近話題のEPA(エイコサペンタエン酸)をはじめとして、ビタミンA、D、Eが赤身よりも多く含まれています。

また、脳の機能を高め、学習、記憶能力の向上、認知症予防のDHA(ドウサヘキサエン酸)の含有量が魚の中でもトップです。

これらEPAやDHAなどの脂肪酸は動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、生活習慣病の予防効果があります。

マグロ卸売市場

築地市場は、マグロのマーケットとしては世界一を誇っています。よって海外からの観光客も多く、マグロのセリの風景、卸売場の見学は受け付け順です、最近は混み合っていて、定員に達すると締め切ってしまいます。朝の5時から受付です。ご興味ある方は築地市場のHPで確認されてからのお出かけをおススメします。

まぐろ

マグロのあれこれは語りきれないほどいっぱいで、ホンの少し、マグロについてご紹介しました。小さいお子様からお年寄りまで、みんなが大好きで栄養素もたっぷり、日本人の長寿の秘密がまぐろにありそうな感じがしました。お刺身からツナ缶まで、幅広いパワーあるお魚です。

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