レシピ / Recipe

春の山菜たち

ビニールハウスや工場野菜がたくさん生産され、四季を通じて見かける野菜が多い昨今ですが、春にかけて、芽吹く山菜たちは野性味あふれる自然の味が楽しみながら、いち早く、私たちにも春の到来を感じさせてくれるものです。

特によく見かける山菜のご紹介いたします。

タラの芽タラの芽
タラの木の新芽で、5~10cmになったところを採取。
香りが高く、かすかな苦味と甘味があり、山菜の王様と言われています。
タンパク質が豊富で、お浸しや天ぷらで。独特の歯ごたえが美味。
ふきのとうふきのとう
ふきより先に雪の間から顔を出すのがフキノトウ。
花のつぼみが集まったもので、包葉にくるまれていて、香りとあくが最も強い山菜。栄養価はあまりないが、ビタミンが豊富。
天ぷらだとアク抜きの必要がなく、苦味が美味に変わります。また味噌とみりんで炒めて煮た「ふき味噌」もおばあちゃんの懐かしい味。
こごみ
シダ類の一種で新芽の先が前かがみにこごんでいることから、この名前が付きました。
アクが少なく、茹でてお浸しやあえ物、酢の物に。ゴマとの相性が抜群。
わらび
万葉集にも歌われている山菜です。葉を開くとかたくなるので、芽が出たところを採取。
どんどんアクが強くなるので、すぐにあく抜きをして茹でておくこと。
沸騰させたお湯にわらびと重曹を入れ、火からおろしてふたをして、一晩おき、きれいな水ですすぐ。
あく抜きしたものを煮物、あえ物など。
地下茎からとれるでんぷんはわらび粉として和菓子の材料になります。
うるい
別名オオバキボシと呼ばれています。
あく抜きが必要ないので、汁物や、さっと茹でてお浸しに。独特のぬめりと歯ごたえが特徴です。
ぜんまい
春に出る若芽を食します。あく抜きをしたものを乾燥させたものが多く出回っています。市販品の80%が中国からの輸入品。山菜の中では栄養価が非常に高く、カロテン、ビタミン、タンパク質が豊富。
油揚げとの煮物や油との相性が良い。

主な山菜をご紹介しましたが、この他にも、つくし、行者にんにく、ノビル等たくさんの山菜が山へ出かけるとあります。

山の雪が溶け出すと、いち早く萌えだす山菜。山の恵みである山菜は滋養に富み、活動的になる春に向けて、体の機能を高めてくれます。苦味のある山菜を春においしく感じるのは、冬の間にたまった余計なものを排出してくれるからです。冬の眠りから体を覚ましてくれるというわけです。

地方に出かけて、山菜採りとまではいかなくても、その場の直売所で天然の採れたてのものを味わうのも楽しいですね。意外とマヨネーズと相性が○、手軽なので持っていくと便利かもしれません。山菜採りに出かけることがあったら、根そのものを食べるものは別として、根や二番芽は残してください。採りすぎて、自然の生態系のバランスをくずさないようにしましょう。

普段の野菜不足を補うためにも、是非春の山菜をたのしんでみませんか?

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