レシピ / Recipe

お花見に関する色々

春の到来を告げるのは、なんと言っても、桜の開花。この頃、よく耳にする“桜前線”。

“桜前線”とは?

日本各地の桜の開花を予想し、標本木とする桜に5、6輪以上の花が咲いたら、「開花宣言」を出しています。この開花予想日を日本地図で結んだものが天気図の前線のように見えることから、そのように呼ばれています。

桜が咲くと、さぁ!お花見へという気持ちは今も昔も変わらないようです。

昔、昔のお話です …。

桜の木には神様が降臨すると信じられていました。古代の花見は、神様とともに過ごすことにより、豊作を願い、桜の開花具合を見てその年の作柄を占ったと言われています。

奈良時代のお花見は、中国から伝わった梅をたのしむ事をさしていました。万葉集には梅を題材にした和歌がたくさん詠まれています。平安時代になると、花見の対象が梅から桜へと変わり、貴族達が桜をみて歌を詠むことが流行となりました。その後、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で1000人余りを従って行った<醍醐の花見>があります。これが江戸時代になると庶民の間にも広がり、徳川家光が奈良から上野に桜を移植させたことから、上野が桜の名所となり、現在のようなお花見スタイルとなってきました。“花より団子”という言葉のように、花見には団子も欠かせないものとなりました。花見団子の3色は蓬、白酒、桜を表しています。

ソメイヨシノ

“染井”とは植木屋さんが多くあった江戸染井村(東京駒込あたり)の地名。その植木屋から幕末に「吉野桜」が寄贈されて、それが全国に広がりました。今では世界中に広がっています。日本の桜の8割以上がこの品種です。

ところが、最近はお花見で人が地面を踏み固めることで、根が養分をうまく吸収できない事と、空気の汚れなどで、日本のソメイヨシノが弱ってきています。

それでは、お花見へ!

場所取りは二人以上で。
どこにするか迷ったら、トイレの位置の確認!あまり近すぎてもちょっと、臭う、なんていうこともあるので注意!
敷物は、なるべく「ござ」等で。
ビニールシートは桜の根を呼吸困難にさせてしまいます。
根が見えている部分には座らないようにするのがマナーです。
「ござ」がなければ、ダンボールでもOKです。ダンボールは保温性もあり案外便利です。昼間は温かくても、この時期は特に夜桜見物は冷え込みます。防寒用のひざかけ、ブランケットがあると便利です。
マナーを守って
昼間から、お酒を飲んでもある程度許されるのがお花見。しかし、桜の美しさに舞い上がって、はしゃぎすぎは考え物です。また、マイクを持ってのカラオケも、程ほどに。
帰りにごみを持ち帰るのは基本中の基本。みんなで持ち帰られるように人数分のゴミ袋もお弁当と一緒に用意しておくといいですね。

花といえば、桜、日本の歴史や暮らしときってもきれない縁の深い花です。

この時期、卒業式や入学式にも桜がつきもの。桜の花に祝われながら、新しい門出に胸膨らませた思い出は誰もがもっているのではないでしょうか?

短い間に散ってしまう桜。忙しい毎日ですが、いつもの道を、少しだけ立ち止まって桜を見上げてみませんか?

春はみんなにやって来ます。

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