レシピ / Recipe

春の山菜たち

今年は、雪も多くまだまだ寒さに震える今日この頃ですが、立春(2月4日)を過ぎると季節は“春”です。この“春”という言葉は、草木の芽が「張る」という意から来たという説もあります。さて、春ならでは山菜は …。

わらびわらび
日当たりのよい山野に生えるシダ類の一種で、地中にある長い根茎が春になると地下から、握りこぶしのような形で出てきます。大変アクが強く、十分なアク抜きが必要。椀だねや煮物、和え物に適しています。また、菓子材料のわらび粉は、わらびの根茎から取れるでんぷんです。中国からの輸入率が69%という現実です。
こごみ
シダ類に属し、くるくると巻いて、前にかがみこんでいるような摘み菜なのでその名がついたと言われています。アクが少なく食べやすく、茹でてゴマをかけておひたしにするとおいしくいただけます。
ふきのとう
ふきのとうはふきの花のつぼみです。春浅い庭先や雪間のあぜでほつほつと丸い顔をのぞかせます。花心は苞(ほう)という大葉でしっかり包まれて、寒さから身を守っています。款冬花(かんとうか)の名をもち、春を告げる土の香りと独特のほろ苦さが特徴。てんぷらや味噌を加えてまぜた「ふきみそ」も春を呼ぶ味です。
のびる
野蒜と書き、ユリ科の多年性草本で、早春の頃から山野の道ばたや小川の土手などに緑色の細い葉を伸ばし、引き抜くと根部に白い玉がついています。都内でも姿が見受けられます。特有の臭気と辛味があり、味噌などをつけて、生食で、また葉茎はゆがいて、酢味噌和えなどでいただきます。
つくしと筍

スーパー等で比較的よく見られるものをご紹介しましたが、他にも、たらの芽、つくし、たんぽぽ、よめな、せり、浜防風などもあります。寒さきびしい毎日、一日も早く春を迎えたいこの頃、春の野辺は摘み菜の山菜で、いっぱいです。春に出回る野菜たちをみると、地を割って出るふきのとうやワラビ、たけのこなどの冬の長い眠りから目覚めた力強さや大自然の息吹が感じられます。

また、「春の料理には苦味を盛れ」という言葉があるように、是非、これらの野菜を味わいながら、春ならではの苦味とパワーをいただきましょう!

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